とあるコンテンツマーケターのつぶやき

Webマーケター、高野裕之のブログ。特に目的もなく雑記を書いていきます

フロー型とストック型の住み分けについて割と真剣に考えてみた

コンスタントにブログを書いていきますと言っておきながら、前回の更新からかなり間があいてしまいましたね、すみません。

熱しやすく冷めやすいというか、生まれ持っての究極の気分屋ではありますので、今後もこんな感じでどどどっと更新したり、急に更新しなくなったりすると思います(そんな自分も、割と肯定的に捉えています笑)。

まあ、あとは新規コンテンツメディアの設計とかしていたので、そっちに頭のリソースが持ってかれていたという言い訳もあるので…今日はそのあたりの話をしてみようと思います。

ストック型記事だけでなくフロー型記事も作っていく

今回新しいコンテンツメディアの導線を考える際、ストック型とフロー型の2つを意識してみることにしました。

フローとストックというのは、ざっくり言えば以下のようなイメージです。

  • フロー型記事…ニュース記事やトレンドの紹介記事などの「今」読まれるべきコンテンツ。時間が経つと価値が失われるが、ソーシャルバズなどを起こしやすい。
  • ストック型記事…Wikipediaのような、いつ読まれても良い普遍的な情報が網羅されたコンテンツ。SEOと相性が良い。

SEOコンテンツなんかはストック型の代表例みたいなもので、今までは割とそちらをメインに作ってきてはいたのですが、今回の新しいメディアでは、ストック型とフロー型の両方を作って流入チャネルを増やしていこうという感じです。

そうする背景としてはいろいろあるのですが、SEOとなるとどうしても課題感を持つ見込み顧客にしかリーチできないという側面がある(人は課題を解決したくて何かしら検索しているわけなので)反面、フロー型であればTwitterなどのソーシャルメディアやSmart Newsなどのニュースメディアを通じて、課題感の持たない超潜在顧客にもリーチできるという…大きくはそんな目論見ですね。

あとまあフロー型コンテンツって作るの結構楽しいので笑(有名人にインタビューしたりとか)、提案してみたら意外に通ったということもあります。

ストック型記事とフロー型記事の住み分け

ストック型記事にはさらに2種類あると考えていて、1つは目的をSEOに絞ったコンテンツ、もう1つはSEOを見込まずに、読む人に役に立つと感じてもらうことに集中した自由度の高いコンテンツです(後者の方がSEO的に順位がつく可能性も十分にありえますが)。

後者はSEOを主目的にしない代わりに、メルマガ配信やサイト内を巡回する人のためのナーチャリングコンテンツ(見込み層を購買層に態度変容させるためのコンテンツ)としての役割をもたせるイメージです。

こうなってくると、フロー型記事と2種類のストック型記事が混在することになるので、ちょっと導線を工夫する必要が出てきました。

特にナーチャリング目的のストック型記事は埋もれると流入チャネルがなくなるので、サイト内に導線をしっかり敷かなくてはならなかったりして…。

あと、タグやカテゴリ付けなどの問題もあり、なんやかんやややこしいので思い切って全部領域を分けて制作してみることにしました。

領域を分けるというのは、導線や一覧ページやカテゴリページもそれぞれストック型(SEOメイン)、ストック型(ナーチャリングメイン)、フロー型で全部分ける、KPIもそれぞれ別のものをもたせる、みたいなイメージです。

だいぶ思い切ってますが笑、まあダメだったらダメだったでリカバリしやすいように設計すれば良いかなと。これぞトライアンドエラーです笑。

ただ、うまくいけば、理屈としてはSEO流入もソーシャルもカバーできてかつCRM領域(メルマガとか)とも連携できるコンテンツメディアになるはずなので、このあたりはちょっと楽しみですね。

まあまだ何もできてない状態なので、ひっくり返る可能性は全然ありますが…自分の理想形としては、こんな感じということですかね。

というわけで、いろいろ新しいことに挑戦しようと目論んでいる日々です。それではまた。